2008年1月12日土曜日

へタレロック

去年タイで買ったCDの一部。
(超)ベテランの新作だ。アーティストに敬意を表し、街頭に溢れるコピー品ではなく正規品を購入した。
しばらく車に乗せて会社の行き帰りに流していたが、はっきり言ってどれもヘタレで、買ってまで聴く価値はあんまり無かった。
若いころの全盛期は輝きに満ちた音を届けてくれた人たちだ。
しかし、どうして年をとると、こうまで作曲能力が失われてしまうのだろうか?
どこかで聞いたような、誰でも出来るような、軟弱な旋律の寄せ集め。はぁ…ため息。
 
Long Road Out of Eden/Eagles
これが28年待った音か?と言いたい。これは催眠誘導音楽か?タイトル曲以外は心に響いてこない。引退勧告!
 
Magic/Bruce Springsteen
 「傑作」とかいう宣伝文句はなんじゃい?Girls in Their Summer Clothesって曲、これだけは泣けるフックを持っててgood!あとの曲はなぁ…つまらん。
5年前の作品”Rising”には魂を揺さぶるような曲が散りばめられていたのに残念。次作に期待だが、例の独り言みたいなアルバムは勘弁してね。
 
Lost Highway/Bon Jovi
 聞きやすい。言われているほどカントリー調でもない。でも昔日のトレードマークだったパワーと泣きの両方が無いBon Joviなんて、絞りカスじゃん。
僕が一番気に入った曲が最も静かなMake a Memoryっていうのも、ちょっと辛いものがある。
 
笑ったのは僕の運転手。普段は軟弱タイポップしか聴かないらしいが、この手の音楽は受け付けるみたいだ。
Heavy Metalを流しているとボリュームを絞って必死に耐えているくせに、これらのヘタレロックをかけると、ハンドルに乗せた指でリズムを取っている。
ヘタレがっ!
 
僕の釣りも年をとってヘタレになってしまうのか?小魚信はミニミニ魚信になって消えていくのか?
いや、忙しくて行けてないだけなんだ。心はいつも熱い。竿とリールは隣で泣いている。海の叫びが聞こえる。
この強烈な思いを炎のロックにして、世界中に届けたい。(誰も聴かないってば ^o^;;)

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