2016年9月6日火曜日

ロッキーベイ ワームでキレンコ

会社の先輩ブライアンとロッキーベイのキャプテン・ウイカスの船で出た。曇天・微風・凪の穏やかな海のあちこちにクジラが居て楽しい。最初のトローリングは予想通りかすりもせず。1時間で諦めて80m立ちでボトムフィッシングを始めた。僕はスロージギング。但しジグの上30cmのところに枝針を編付にしてワームを付けた、どうぞ好きな方を食って下さいという仕掛だ。ブライアンは僕の作ったフロロ12号の胴突3本バリ仕掛。
すぐにアタリがあって手のひらサイズのトロリー(キレンコ)が釣れた。ブライアンは不慣れで手返しが遅いながらも、下ろせば一度に2匹・3匹とトロリーを釣る。ハタや良型のソルジャーが来れば良いなと続けるが、ジグには食わず枝針のワームにトロリーの小型が食うばかり。これはという引きの良型はサメに食われてしまった。11時頃、ようやくジグに食わせたのはソルジャーの46cmだった。トロリーは厚ぼったくて鰭が短く口が小さい。ソルジャーは体の厚みが薄く、全体にすらりとしたプロポーションで口が大きい。ソルジャーの方が良く泳いでジグを食うような気がする。

正午、無言で巻いていたブライアンが突然良型のハタ(イエローベリー・ロックコッド)を浮かせた。之には皆びっくり、70cmあった。「何で無言なんだ!」と船頭が大笑い。見るとトロリーが3匹食っていて、一番上のトロリーをハタがガブリ。呑みこんだところでトロリーの口から針が外れてハタの口にしっかり刺さっていた。「3本バリで魚4匹!、それもハタ!」と爆笑だ。ハタはブリヤニ(ドライカレー)の最高の具になるのでインド人のブライアンとしてはもっとも狙っていた魚。皆の祝福を受けて嬉しそうだ。この時点で40リットルのクーラーは満タンになっていた。

午後はトロリーの型が良く、40cmも混じるようになった。足元のポリタンクがどんどんトロリーで埋まっていく。そんな中僕のトロリーに巨大魚が食いついた。ライトなスロージギングタックルでだましだまし上げてくると3mぐらいのサメ。ジグロストは避けたいのでギャフで上げて写真撮ってリリースしようとしたが、船べりから暴走を始め、リーダーが裂けるように切れた。ふぅ。ヨハネスブルグから来た客は良型ハタを掛け、一旦穴に潜られたのを引きずり出したが、途中で針が伸びてバラしてしまった。20kg以上はあっただろう。

15:30に遅めの納竿。あちこちにジャンプするクジラを見ながら、換装したばかりのホンダ135馬力×2でぶっ飛ばして帰った。僕のジグには3匹だけ。ワームで数十匹。これをどう捉えて今後に生かすのか、ジギングの無力さに悩む。ブライアンの家に着いてクーラー2個満タンの魚をドサッと空けると家族・ご近所から歓声が上がった。僕は6匹だけ持ち帰り。ブライアン一家が大喜びでどうやって下ろすか心配し始める前にバイバイした。まあインド人コミュニティで何とかしたでしょ。大きいの釣れなかったけど、気分のいい一日だった。
fish : Panga, Soldier, Yellow Berry Rockcod<br>place : Rocky Bay, KZN, RSA

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