2018年1月22日月曜日

南アフリカのジギング人口激増

初釣りはシェリービーチから出た。初同行が二人というのが嬉しい。Kittyさんは銛漁からの転戦、日本でジギング道具一式を新たに買い揃えてきた。Hさんは日本で使っていたジギング道具を南アに初投入。ご両名とも現地到着までは気合が入っていたが、例の臭くて不潔な貸ライフジャケットが顔や首に接触して一気にトーンダウン(笑)。ボートは霧のため30分遅れて出港した。
潮が冷たいからトローリングは無しらしい。それはいいが見たことのない代理船頭で、凪なのに沖に行こうとしない。リーフ内側の浅場でやるんだと。水深30m台。ジギング向きの場所じゃないなぁ。様子を見るためKittyさんが餌釣り、Hさんと僕がジギングで開始した。餌釣りは底にびっしりいる小鯛が次々食い、釣っては放しの繰り返し。ジギングは赤いエソがぼつぼつ掛かるだけ。

Hさんはスピニングタックルで多彩な誘いを掛けていた。「あれ?」と言いながら根掛かりを外したHさん、岩が魚に変わってギューンと走った。僕は「サメだサメだ」と囃し立て写真も撮らなかったのだが、実は岩に張り付いていた良型を引きはがしたのだ。上がったのは79cm·6kgのキャットフェイス·ロックコッド(猫顔ハタ)。ジグはスロースキップだった。Hさんやるなあ!小鯛を釣ってばかりの餌釣り師たちが驚嘆していた。これを見たKittyさん、餌ではカワハギやイングリッシュマンを釣っていたのだが、たまらずジギングにチェンジした。

3人並んでジグをシャクる。初めてのKittyさんには、ハンドル半回転を繰り返してジグを躍らせるよう頼んだ。エソ、スリンガー、オジサンなどが掛かるが3人とも低調。まあ浅場なので仕方ない。僕がKittyさんに「餌釣りに戻しましょうか」と言ったその時、Kittyさんの竿先がドスンと入った。チーッとドラグ音、良型のようだ。そんな苦しいはずはないのだが汗びっしょりで巻いたKittyさんが手にしたのは61cmのスコッツマン、最も美味しい鯛だ。コレまぐれじゃないのよ。なぜならKittyさんは立て続けに55cmのスコッツマンを上げたのだから。ジグはジャックアイスロー。

ということで南アジギング鮮烈デビューの同行者二人はご満悦で帰港した。Hさんは「あんな大きいハタは久しぶり」、Kittyさんは「I love jigging、ハマりました!」と。え?僕はって?41cmのシモフリハタが最大で、オジサン2匹、雑魚多数w。ホストが釣ってどうすんねんという言い訳も空しい貧果のうえ、快晴微風でしっかり日焼けした。でも楽しかったな。ジギング仲間が激増して(母集団が少ないのでw)今年の展開に光が差した、そんな初釣り。
Place : Shelly Beach, KZN, RSA
Fish : Catface Rockcod, Halfmoon Rockcod, Scotsman

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